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市場価格と本当の価値

アメリカ政府によるトヨタに対する公聴会が近く開かれんねけど、こういう事態になった背景には何があんねやろ?ウチ個人的にはトヨタが米マスゴミにスケープゴートにされてる気がすんねんね。リコールの台数かって2位のフォードとそないに差があるわけでなし。今回の問題の一つであるブレーキも、同じメーカーからフォードもPSAも購入してたし、リコールも出した。けど、その辺はおとがめなしや。チラッとCNNを観た時にはレポーターが「東京から数時間も離れたこのような場所で…」みたいな報道してたんよ。正直CNNには失望したね。別に期待してたわけちゃうけど、余りにもお粗末なレポートやった。大手企業がリコールに関連してメディアに対して記者会見を開く場合、通常、常識的に考えたらその企業の本社で開かれるわな。例えばGMが同じような問題を起こしたとしよ。ほなら、記者会見はデトロイトですわ。まず間違いなく。それが名古屋やと何故アカン?来い。来る気があらへんねやったら、来んでええ。そんなしょ~もない愚痴をこぼすくらいやったら、最初っからトヨタをアメリカ市場に入れるな。

ま、それはさて置き。今回の公聴会で証言する被害者は、アクセルが戻らなくなって事故を起こして死亡した家族の遺族。ま、それもええねけど。今回の騒動でやっぱしよ~耳にするんが、「どないしたら、こんな事態を防げるか」なんよね。で、ウチはこの発想こそが危険やと感じてんねん。っちゅ~のは、ウチが思うのはユーザーもメーカーも「事故は起こる」っちゅ~ことを前提とせなアカンねん。事故は起こる。例えサプライチェーンにある各企業が不良品をゼロにできたとしても。それは使用の中で予期せぬ事態が発生するから。んで、それらを全て予測・予防することは不可能やから。

別に今回のことに限らず、今の世の中は全て「防ごう」とするんよね。「治療よりも予防」みたいな。そやけど、今の人間は基本的にその「予防」された環境に慣れ過ぎて、何も自分で事故を回避することがでけへんようになった気がすんねん。この事故で言うたら、アクセルが戻らない、加速し続けるって分かったら、普通にニュートラルにして路肩へ寄せたら良かってん。それだけや。ニュートラルに冷静に入れられるか。そやけど、車買う人の誰一人と取扱説明書なんか読まへん。ニュートラルなんか使ったこともあらへん。オートマやと特に。その判断がでけへん人が、運転に適した人かっちゅ~たら、甚だ疑問やね。もちろん、もし車の不具合によってそういう状況になるんはアカン。メーカーの責任もある。けど、100%は無理っちゅ~前提で生活してたらこんな大事にならんかったと思うねん。

車を乗る人で、どれだけの人が自分でタイヤ圧を計ったり、LLCの量やオイルの色を見て点検してる?今やほんの数%のマニアレベルや。もし車が異常を起こしたら凶器となるっちゅ~発想があらへんのよ。危機管理が全く機能してへん。で、何か起こったら全てメーカーが悪い。となったらメーカーは何も作られへん。少なくとも、安価ではね。

こういうことを加味したら、このトヨタの件は車の本当の価値はどこにあるのかを問う良い機会やと思うねんね。1億2千万人の人口の日本で、年間500万台(ここ数年は下回ってるけど)売れてるわけ。ざっと5%。毎年。ここまで必要としてる人口があるか?ホンマは必要あらへん人まで持ってへんか?車は高根の花で良かったんちゃうか?

言うときますけど、「安全性」や「信頼性」はあくまで結果なんよ。ホンマにある製品が安全かって証明しようにも、実環境で使ってもらって、10年なり経過したあとで初めて「安全やった」と言えるんよ。パソコンもそやね。MS7もセキュリティパッチやら、アップデートやらあるわ。発売当初に分からんかったんかっ!?って今さら怒れるか?確かに微妙な線引きなんも分かるけど、メーカーに「安全を保証しなさい」って言うてしもたら、メーカーは売るモンがなくなるわ。少なくともモデルチェンジがでけへんようになる。トヨタ以外のメーカに対しても、「ほな、あんたのECUはバグ一つもなく安全ですね?」と聞いて、「間違いなく安全です」と言い切れるメーカーはあらへんと思うわ。ましてや、今各社が急いでトヨタに追いつこうとしているハイブリッドや電気自動車ではね。まだ実績がゼロの車両に安全を保証なんぞできません。

乗る人、使う人がもっと自動車のことを理解して、感触を身体で感じることをせんと、こういう事故は続くわ。間違いなく。で、こういう観点は別に自動車に限らず、全てにおいて重要なんよ。
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トヨタのリコールに思う・・・(2)

いやいや、社長が訪米するとかせんとか。最近はほぼ毎日紙面を賑わしてるトヨタのリコール。まぁトヨタさんは正念場やね。今までの拡大路線の一辺倒から、身丈にあった経営をする方向へ舵を切るやろうし、そうせなアカンやろね。

前回に書いた通り、リコールの原因は明確になったんやけど、それのリコールに至るまでの経緯や、それが市販でこれだけの台数の販売に繋がった経緯なんかは見落とされがちなんよね。

相変わらずアメリカのメディアは揃ってトヨタ・バッシングを展開してんねけど、やっぱしその背景には単にリコールだけではない何かを感じるんよね。例えばNUMMI(New United Motor Manufacturing)の解散ね。NUMMIはトヨタとGMとの合弁で、1984年に設立されたん。んで、例えばPontiac Vibeとかカローラとかを生産してきたんよ。主な役割は基本的にトヨタの生産方式をGMなど北米Big 3に教えることやったんよね。それが2009年にGMが破綻して、解散となった。GMは破綻したんやけど、合弁相手のトヨタは当時は不況でもまだ体力もあった。んでそのトヨタにカリフォルニア州知事のシュワちゃんがトヨタにお願いしたんよね。「工場閉鎖はやめてくれ」ってね。それをトヨタは断った。見事に断って、工場を閉鎖させた。メディアはそれを覚えてたんやろね。当然、その工場の労働者たちも。

で、GMやFord、現代はトヨタからの乗り換えに$1000のリベートを出すなどのキャンペーンに出た。ここら辺から動きがおかしいねん。ハッキリと「このリコールはトヨタだけの問題だ」と言い切れるメーカーは無いはず。少なくとも、大量生産を基本としているメーカーは他人事に思えないはずやし、思てたらアホや。実際に過去のリコールで、トヨタとの共同開発車でトヨタがリコールしたにも関わらず、共同開発先のGMはリコールを「GMとしては不要と考えているが」実施した。そんな企業が今回のリコールで乗り換えキャンペーンをするという現実。

まぁどのメーカーから見てもトヨタのハイブリッド技術は羨ましいと思っているのも事実。特に原油価格が高くない時期から開発に着手し、アメリカの次世代燃料車両のプロジェクト(FreedomCAR)に参画させて欲しいとお願いしたら米政府に断られ…。それら事実をどう考えるのか。結果としてトヨタが得た技術は実質市場に発売してから10年も誰も真似できない技術になった。デジタル家電では3カ月ほどでコピー品が横に並ぶこの時代に。他社からのネタミはそらすごいもんがあるんやろね。

現代なんぞここぞとばかりにキャンペーンしてるし、日本のアホ評論家は現代を「勝ち組」としてんねけど、功績として何がある?現代が何か世界的な産業に与えるほどの影響があったか?生産効率を極限まで極め、世界規模で展開した結果のこのリコールで、地域を限定していれば問題は起こってへん。もちろん、その規模拡大のペースに信頼性や品質確保の技術が付いていかへんかってんけどね。

腹が立つんは、トヨタが今回のリコールをした後になって、FordやPSAは同じ部品を使ってたっちゅ~ことでリコールを出してるんよ。それも地味にトヨタのリコールで目が届かないようなところでコソッとね。んでアホメディアはそっちは知らんぷりや。トヨタを叩くことだけに集中。世論を反トヨタに導こうと必死や。
あのね、部品メーカーは北米のメーカーやし、トヨタが規模縮小したら更に失業率が悪化するんは北米なんよ。単なる日本のメーカーちゃうんやけどね?ええん?

自動車産業はこの「安全」に対する部分では共有すべき技術があると思うし、共有していかんと「他人事」では済まへん気ぃすんねけどね。歩行者も危険にさらすわけやし。

トヨタのリコールに思う

いやはや、大きな問題になってきたねぇ。まぁアメリカ政府の「初動が遅い」という指摘も分かるんやけど、制裁金はどうかと。例えばクルーズコントロールの部品から出火するっちゅ~リコールがフォードがからあって、そのリコール対象は230万台にも及んでんけど、当然、制裁金はなし。あるわけない。けど、トヨタはちゃう。恐らく日系やし、米系が持ってへんハイブリッドで「調子こいてる」って思われたんちゃうかなぁ。なんかスッキリせん。
米系メディアも一斉にトヨタ批判を始めてる。当初のフロアマット騒動の検証はともかく…ね。まぁメディアからすれば、格好のターゲットが出てきたわけで。ある種のスケープゴートやね。

ただこのリコール、単に一企業の信頼性に関わる問題やないんよね。まず業界や一般論としての「信頼性」への考え方や取組み方、最終製品メーカーと部品メーカーの関係なんかにも絶対影響出てくるはず。ウチは以前に「JRの怪」でも書いたんやけど、そもそも「信頼性」の考え方が一般的な日本企業はおかしい。確かに「壊れない」モノを作ることを目標にするんはええねけど、それは不可能っちゅ~ことを認識せなアカン。JRの記事で書いたんは、JR側はリスクアセスメントという名目で、車両のクラッシャブルゾーンを設けたこと、手すりなんかを大型化したことを挙げてたん。そやけど、実際にそれで事故が無くなるわけちゃうし、手すりを大きくしても事故が起こったら皆吹き飛ぶねん。手すり持ってる手の力なんか所詮20キロ~30キロくらいまでしか無理やねん。ほなら、起こった後。衝突事故を起こした時に、車両が横転したとしたら、そこから脱出をどうし易くするかを考えなアカン。幅が2m以上ある車両が、横向きに倒れたら先ず背の低い女性や年配の方々は脱出不能。そんなんほっといて、何が「リスクアセスメント」ですか?と。最近でもパンタグラフの影響で架線が切れた事故があった。復旧にやたら時間がかかってる。「架線は切れるモノ」として認識し、「万が一」の対策をきっちり想定していれば、復旧を早められたはず。しかしメディアに出てくるJR側の情報は「このようなミスを減らすよう尽力…」。そんなんで対応でけへんわい。架線は切れる。切れた時にどういち早く復旧させるかを考えとく方がええねんけどねぇ。
自動車の場合もしかり。「故障せん車はない」と言うよりも「故障せん車は無理」くらいの認識が必要。電子部品が今後も増え続ける中で、1社で500万台とか800万台生産したら必ず初期故障が出る車両はある。それに対してどう対処するかを考えた方が得策かもよ?故障を限りなく0まで近付けるための費用よりも、ある程度で見切りをつけて、市場で発生した故障に事後対策した方が安い場合も十分考えられるんよ。もちろん、人命にかかわる部分ではアカンけどね。それが前に文句言うたAppleの考え方。ただ、Appleのやり方もその時に指摘した通り問題があって、製品に不良があっても、それはユーザーのコスト負担で対応してるっちゅ~ことやね。それは本来メーカーが責任を持たなアカン。それを拒否してる。拒否してるだけならまだしも、故障を避けようとするユーザーが多ければ多いほど、保証期間延長などという名目で利益を出してる。
例えばAppleが故障率で100ppm(100万台あたり100台不良)程度を目指した品質管理をしたとする。AppleがiPodを100万台売ったとして、市場での不良は100台出る。その修理費用が1台4,000円として、全部で400,000円。延長保証が8,000円って言われたから、単純に100万人の内50人がその保証を契約したら十分賄える。それ以上は全て「収益」。こんなアホな話ある??魅力的な製品が多いことは認めるけど、この商売は明らかな消費者に対する冒涜。

今回のトヨタの騒動では先ず問題になるのは供給体制。1社にこれだけ依存すると、こんなリコールの可能性があるということを改めて示した。ほなら、低価格を追求してスケールメリットを出すにも出せない、リスク分散型の関係を部品メーカーと結ぶ必要がある。ということは、ある意味日本型経営の「系列」の崩壊の可能性もあるということになる。自動車という命を奪う可能性がある製品のメーカーで、適正な規模という意味では、トヨタは1社で大きくなりすぎた可能性は十分ある。例えばよく比較されるVW。VWはグループ全体での台数でトヨタに匹敵するけど、VW本体だけやと全然少ない。GMもそう。HoldenやVouxhaul、最近売却したSaabも「グループ」やったからね。それだけトヨタが「巨大」っちゅ~ことやし、リスクも大きい。共通部品を増やせば増やすほど、コストも削減できるけど一つの問題がより大きな問題となる。

今回のトヨタリコールは日系企業にとって「他人事」では済まへんはず。今後縮小する国内市場に見切りをつけ、海外へ展開しようとしている企業は、「信頼性」への考え方を改めなアカンよ。
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